「【保存版】海外出張持ち物リストの記事や「空港で出国できない!?パスポートの残存期間(有効期限)と余白確認は必須!」の記事で紹介したように、出入国によってパスポートの査証欄の余白ページ数に条件があります。
パスポートの残存期間と同様、各国が必要とする査証欄(ビザ欄)の余白ページ数が足りない場合、入手国が出来ません。
トラブル回避のためにも、事前に必要な余白ページ数を確認しましょう。
今回は、「パスポートの必要な査証欄の余白ページ数一覧」を紹介します。

連続して余白ページが無いとダメな国もあるので注意!
余白が無いとトラブルになるので絶対知っておくべき知識です!
【国別】パスポートの必要な査証欄の余白ページ数一覧【まとめ】
国別・地域別のパスポートの必要な査証欄の余白ページ数のまとめです。
初めての海外出張・海外旅行に行く人は「そもそも査証欄って何?」って思うかもしれません。
査証欄については下記の記事を参考にしてください。

では、国別の一覧を見ていきましょう。
※特に条件が無い場合でも、スタンプが押せる場所が必要です。
※見開き2ページとは、パスポートを開いた状態で左を1ページ、右を2ページと数えて、見開きの状態で左右の合計2ページ分の余白がある事の意味です。
ハワイ・グアム・サイパン
国・地域名 | パスポート査証欄の余白ページ数 |
---|---|
ハワイ (アメリカ合衆国) |
特に条件なし |
グアム (アメリカ合衆国) |
特に条件なし |
サイパン・テニアン・ロタ (北マリアナ諸島) |
特に条件なし |
アジア・中国
国・地域名 | パスポート残存有効期間 |
---|---|
インド | 査証欄余白2ページ以上必要 |
インドネシア | 査証欄余白連続2ページ以上必要 |
韓国 | 特に条件なし |
カンボジア | 査証欄余白1ページ以上必要 |
シンガポール | 特に条件なし |
スリランカ | 特に条件なし |
タイ | 特に条件なし |
台湾 | 特に条件なし |
中国 | 特に条件なし |
ネパール | 査証欄余白1ページ以上必要 |
パラオ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
フィリピン | 特に条件なし |
ベトナム | 特に条件なし |
香港 | 特に条件なし |
マカオ | 特に条件なし |
マレーシア | 査証欄余白連続2ページ以上必要 |
ミャンマー | 査証欄余白連続2ページ以上必要 |
ラオス | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
モンゴル | 査証欄余白2ページ以上必要 |
中近東・中央アジア
国・地域名 | パスポート残存有効期間 |
---|---|
アラブ首長国連邦 | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
イラン | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
ウズベキスタン | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
カザフスタン | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
キルギス | 査証欄余白見開き1ページ以上必要 |
トルクメニスタン | 出国時、査証欄余白1ページ以上必要 |
トルコ | 査証欄余白見開き2ページ以上と右側の裏面が必要 |
ヨルダン | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
アメリカ・カナダ・中南米
国・地域名 | パスポート残存有効期間 |
---|---|
アメリカ | 特に条件なし |
アルゼンチン | 査証欄余白1ページ以上必要 |
エクアドル | 特に条件なし |
カナダ | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
キューバ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
ジャマイカ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
チリ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
パナマ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
ブラジル | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
ペルー | 査証欄余白5ページ以上必要 |
ボリビア | 査証欄余白2ページ以上必要 |
メキシコ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
ヨーロッパ
国・地域名 | パスポート残存有効期間 |
---|---|
アイスランド | 査証欄余白2ページ以上必要 |
アイルランド | 特に条件なし |
アルバニア | 要都度確認 |
アンドラ公国 | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
イギリス | 査証欄余白表裏連続2ページ以上必要 |
イタリア | 特に条件なし |
エストニア | 査証欄余白連続3ページ以上必要 |
オーストリア | 特に条件なし |
オランダ | 査証欄余白2ページ以上必要 |
キプロス共和国 | 特に条件なし |
ギリシャ | 査証欄余白2ページ以上必要 |
クロアチア | 特に条件なし |
サンマリノ共和国 | 査証欄余白1ページ以上必要 |
ジョージア(グルジア) | 特に条件なし |
スイス | 査証欄余白1ページ以上必要 |
スウェーデン | 特に条件なし |
スペイン | 査証欄余白1ページ以上必要 |
スロヴァキア | 査証欄余白1ページ以上必要 |
スロヴェニア | 査証欄余白1ページ以上必要 |
チェコ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
デンマーク | 査証欄余白1ページ以上必要 |
ドイツ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
ノルウェー | 査証欄余白1ページ以上必要 |
バチカン市国 | 特に条件なし |
ハンガリー | 特に条件なし |
フィンランド | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
フランス | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
ブルガリア | 特に条件なし |
ベルギー | 査証欄余白連続3ページ以上必要 |
ポーランド | 査証欄余白1ページ以上必要 |
ボスニア・ヘルツェゴビナ | 特に条件なし |
ポルトガル | 査証欄余白2ページ以上必要 |
マケドニア | 特に条件なし |
マルタ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
モナコ | 特に条件なし |
モンテネグロ | 要都度確認 |
ラトビア | 査証欄余白1ページ以上必要 |
リトアニア | 査証欄余白2ページ以上必要 |
リヒテンシュタイン | 査証欄余白1ページ以上必要 |
ルーマニア | 特に条件なし |
ルクセンブルク | 特に条件なし |
ロシア | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
アフリカ
国・地域名 | パスポート残存有効期間 |
---|---|
ウガンダ | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
エジプト | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
ケニア | 査証欄余白3ページ以上必要 |
ザンビア共和国 | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
ジンバブエ共和国 | 特に条件なし |
タンザニア | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
ナミビア | 特に条件なし |
ボツワナ共和国 | 特に条件なし |
マダガスカル | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
南アフリカ共和国 | 入国時、査証欄余白2ページ以上必要 |
モロッコ | 査証欄余白1ページ以上必要 |
ルワンダ | 査証欄余白見開き2ページ以上必要 |
オセアニア
国・地域名 | パスポート残存有効期間 |
---|---|
オーストラリア | 特に条件なし |
ニュージーランド | 特に条件なし |

目安として見開きで連続して6ページ以上あると大抵大丈夫です。
パスポートの査証欄の余白で起こるトラブル
パスポートの査証欄の余白に関して、よく起こるトラブルを紹介します。
こういったトラブルにならないように、事前に確認して、パスポートの更新をしておく事が大切です。
乗継地の必要な査証欄の余白が足りない問題!
直行便なら、行先の必要な査証欄の余白を確認すれば良いのですが、乗り継ぎのある航空券の場合、乗り継ぎ地の国の必要な査証欄の余白も確認しないといけません。
もし、乗り継ぎをする国の必要な余白の条件を満たしていなかった場合、入国出来ない・出国できないトラブルに巻き込まれて、飛行機に乗れなくなってしまいます。
最悪、とんぼ返りをして日本に強制送還されてしまいます。
ネットで格安航空券を購入したが注意事項の記載がなく、当日出国できなかった!
ネットで買える安いチケット(航空券)を売っている格安旅行会社で買った場合、特に注意事項として「パスポートの余白は〇〇ページありますか?」とか、そういった注意事項が無く、当日まで気付かずに、出国出来なかったケースが多々あります。
格安旅行会社で買った際に、こういったケースが発生する場合があります。
「何のためにプロに任せたのか」、そこに怒りを感じますよね。
普通に親切なちゃんとした旅行会社なら、各国に行く場合に必要な条件として説明してくれたり、注意事項が記載されていますけどね。
実際に口コミで格安旅行会社のDeNAトラベルとバトルをした人もいます。
こういったトラブルを避けたいなら、自分でしっかり理解しておくか、JALやJTBの様なしっかりとした旅行会社を利用しましょう。
もし、こういったトラブルに合った場合、泣き寝入りするしかないのか?
泣き寝入りするにはまだ早いです!
まずは旅行会社にクレームを申し入れましょう。
何とかして旅行券を多少でも返金してもらえないか、電話などでトラブルの事を伝えましょう。
実際に、返金してもらった人もいるので、ダメ元で今回のトラブルの事を伝えましょう。
それでも、無理なら、消費者相談室などに相談しましょう。
実際に多くの消費者が困って、消費者相談室に連絡されています。

トラブルにならない為にも、自分で知識を持って、注意していきましょう!
実際に必要な査証欄の余白が足りないとどうなる?
実際にパスポートの必要な査証欄の余白が足りない場合にどうなるのかを紹介します。
結果①空港で航空会社のチェックインの際、搭乗拒否
一番あるのは、空港でチケットを見せてチェックインをする時に、
「あなた、必要な余白が足りていませんね。これでは搭乗出来ません。」
と、搭乗を拒否されるケースが一般的です。
航空会社は、確実にその国に入国できる条件が整ってる客だけを乗せたいのです。
チェックイン出来たとしても、出国の入管時(イミグレ)に余白が足りない事に気付いて、搭乗中止になる場合もあります。
なぜ乗せてくれないの?理由は?
ルールに従って、条件を満たしていない人を飛行機に乗せるのは間違っているよね。
だから、普通は搭乗できず、その場でチケットは当日キャンセル扱いになります。
普通は数万円の航空券のお金は返金されません。
戻ってくるとしたら、燃料費代とかサーチャージとして1万円分くらいだけです。
ヨーロッパとかハワイとかのお高い航空券だったら、最悪何十万円が霧散します…泣
結果②自己責任という事で飛行機に乗せてくれる場合がある
普通は搭乗拒否ですが、自己責任で飛行機に乗せてくれる場合があります。
万が一、入国拒否された場合は自費で戻りますし、文句言いませんという内容の念書にサインをすれば、飛行機に乗せてくれる航空会社もあります。
この方法は航空会社によります。
特に日系は厳しいようです。
この場合、飛行機に乗れたとしても、次の難所がイミグレです。
入管でスタンプを押す場所が無いと、トラブル発生で別室に連れていかれて、強制送還もあり得ます。
事前に確認して、問題の無い海外出張・海外旅行にするのが一番良いです。
まとめ
国別でパスポートの必要なパスポートの必要な査証欄の余白ページ数一覧を紹介しました。
ポイントとして押さえてほしい事は、見開きで連続して6ページ以上あるようにしておく事です。
足りない事に気付いたら、増補申請をするか、新規にパスポートを切り替えをするか、対処しましょう。

査証欄の余白が足りないとわかったら、ダメ元で空港に行ってチェックインをするか、空港にも行かずに諦めて航空券をキャンセルするのかの二択です。
友達との楽しい海外旅行のはずが、自分だけ出国できずにチケットやホテル代金が無駄になる人が沢山います。
想像しただけでも、すごく惨めです…涙
だから、こんな事にならないように、自分はもちろん、一緒に行く友達や同僚にも情報を共有しましょう。
パスポートのトラブルで「パスポートの査証欄の余白」と「パスポートの残存期間」の問題があります。
査証欄の余白の条件と同様、「パスポートの残存期間」にも注意しましょう。
下記の記事で国別に必要な残存期間(残りの有効期限)をまとめているので、必ず確認してください。
