海外旅行や海外出張に行こうとして準備をしていると、パスポートの「査証欄」って単語が出てきて、査証欄って何?って思いますよね。
今回は、「パスポートの査証欄とは?査証欄の意味と注意すべき事」を紹介します。

査証欄のそもそも「査証」って何?ってところから説明します。
査証欄の「査証(さしょう)」って何?査証とは?
査証(さしょう)とは、ビザ(VISA)の事です。ビザの正式な日本語での言い方が査証です。
クレジットカードのVISAカードと同じアルファベットですが、カードのVISAではありません。
だから、査証(ビザ)は行先の国に入る前、入国前に入手するものです。
例えば、インドやオーストラリアへ行く場合、ビザが必要です。
だから、必ずビザが必要な国かどうかをチェックしておきましょう。
日本人にとってビザは馴染みがないのはなぜ?
「どこに行くにもパスポートがあればOKでしょ?」って思っている人が多いです。
そんな状況になるのも仕方がない事です。
何といっても、日本のパスポートは「世界最強のパスポート」ですから。
だから、海外へ行くのにビザが必要な場合がある事を知らない人も多いのです。
それだけ、海外から信頼されているのが日本という国なのです。
ちょっと話がズレましたが、要するに、査証(さしょう)とは、ビザ(VISA)の事です。渡航先の入国許可証の事です。

じゃあ、ここで本題の「査証欄って何?査証欄とは?」という事、査証欄の意味と注意すべき事について説明していきます。
査証欄って何?査証欄とは?
イミグレでスタンプを押してもらいますが、このスタンプはビザと同様、かなり重要な物です。
イミグレで押される出入国スタンプ(passport stamp)の役割と注意点
このスタンプは出国の時、入国の時にイミグレーション(immigration)通称イミグレで押してもらいます。
イミグレとスタンプと言えば、中川家の礼二のグアムのイミグレの入国審査官のおっさんのモノマネが有名ですね。
このスタンプは、国によって異なり、そして入国する時と出国する時でスタンプが変わります。そしてこのスタンプには日付が入っています。
このスタンプをめぐって、トラブルに巻き込まれるケースがあります。
それを避ける為にも、流れに身を任せて、パスポートを返してもらったらそれで終わりではなく、ちゃんと下記の事を確認しましょう。
- 日付が間違っていないか
- スタンプの印字が薄くないか
- ちゃんと押してあるかどうか
日付が間違っていたり、スタンプの印字が薄くて読めなかったり、そもそもスタンプを押し忘れていたりと、トラブルがあります。
もし、上記の問題があったらすぐに言わないといけないので、パスポートを返してもらったらすぐに確認しましょう。
このように、査証欄は普段はこの出入国スタンプを押してもらう場所になります。
査証欄の意味
ビザを張り付ける場所
査証欄はビザを張り付けるスペースです。
というより、ビザの為のスペース(欄)なので、査証欄です。
だから、この査証欄はメモ書きをするためのスペースではありません。
文字とかを書いてはいけません。
入国・出国を証明するもの
査証欄は普段、出入国スタンプを押してもらう場所として活用されます。
このスタンプがある事で、「入国した」「帰国した」という事が証明されます。
だから、ビザが不要な国でも、このスタンプがビザ代わりになるのです。不法入国者はこのスタンプが無いですよね?
だから、スタンプを押し忘れられると、超大変な問題になります。
そして、どこの国に行ったのか、いつ行ったのか、と、あなたの海外渡航歴を見れる簡単な場所です。
イミグレでもここをしっかり見ています。
例えば、ベトナムは30日以内に再度入国する場合、ビザが必要です。
そういった時も、この査証欄に以前のスタンプが押されていないかを確認されています。
査証欄に押すスタンプもビザの様に、「あなたは入国しても良いと許可しましたよ」という許可証の役割があります。逆に出国も場合も同様です。
査証についてや、査証欄について理解したところで、では、査証欄に関して注意する事を紹介していきます。
査証欄に関しての注意事項
査証欄の余白ページ数に余裕がある状態か確認
渡航先の国によって、この査証欄の余白ページ数に必要な条件があります。
例えば、インドネシアの場合は「査証欄の余白が連続2ページ以上」必要です。
これが無いと入国出来ません。
このように各国によって、査証欄の余白ページ数に条件があります。
この条件を満たしていないと、そもそもその国に入国出来ません。

海外旅行券やホテルを予約してパスポートを持って行っても、余白が足りないから、飛行機にも乗れずに、海外へ行けなかったというケースが多々あります。
こういったトラブルにならないように、海外へ行こうと思った時、行先の国の査証欄の余白ページ数の条件を確認して、問題ないと判断してから、航空券やホテルの予約をしましょう。
査証欄の余白ページに文字を書いたり、写真を貼ってはいけない
この余白ページは自分でメモ書きをしたり、写真を貼ったりとか、自分都合の事をしてはいけません。
ビザの為のスペースなので、あなたが別国へ行っても良いかどうかとかの許可をするスペースなので、非常に大切で厳正なスペースです。
まとめ
査証についてや、査証欄について、その意味や注意事項を理解しましたか?
今回の記事で一番大事な事は、海外出張や海外旅行の前に、必ず、査証欄の余白があるかどうかチェックをする事です。
これをミスしてしまうと、そもそも海外へ行けないトラブルに巻き込まれてしまいます。
下記の記事で必要な査証欄の余白が国別で何ページ必要なのかをまとめています。
海外へ行く前に必ずチェックして、問題なく海外へ行って楽しみましょう。
